おむつ・ミルク代は月いくら?年間の目安と、無理なく下げる5つの方法

出産準備で家具や服にお金を使ったあと、じわじわ効いてくるのがおむつとミルクという「毎日消えていく出費」です。1回の買い物では数千円でも、毎週買い続けるので、気づくと家計の中で無視できない位置を占めています。

この記事では、月齢ごとの使用量から実際にいくらかかるのかを出したうえで、赤ちゃんの負担を増やさずに単価だけを下げる方法を5つ紹介します。銘柄を我慢して安いものに変える、という話ではありません。

おむつ代:月齢別の目安

時期1日の使用枚数月の枚数月額の目安
新生児(0〜1ヶ月)10〜12枚300〜360枚5,000〜7,000円
1〜3ヶ月8〜10枚240〜300枚4,500〜6,000円
4〜12ヶ月6〜8枚180〜240枚4,000〜5,500円
1〜2歳5〜6枚150〜180枚3,500〜5,000円

※銘柄・購入方法によって変動します。目安としてご覧ください。

意外に思われるのが、枚数が減っても金額があまり下がらない点です。理由はサイズが大きくなるほど1枚あたりの単価が上がるから。1パックの入り枚数も減っていきます。「そのうち楽になる」と期待していると、思ったほど下がらずに驚くことになります。

また、おしりふきも忘れがちな固定費です。月に1,000〜1,500円程度を見込んでおいてください。

ミルク代:授乳方法で変わる

授乳方法月額の目安備考
完全ミルク8,000〜12,000円生後2〜6ヶ月頃がピーク
混合4,000〜7,000円ミルクの割合による
完全母乳ほぼ0円母親の食事量が増える分の間接的な費用はある
液体ミルク(併用)使う量による粉より割高。外出・夜間・備蓄向け
大切な前提:授乳方法は費用で選ぶものではありません。母乳が出るかどうかは努力や気持ちの問題ではなく、体質や状況によって大きく変わります。「ミルク代がかかるから母乳で頑張らなければ」と自分を追い込む必要はまったくありません。ミルクは月1万円前後かかるものだと最初から予算に入れておく——そのほうが、いざというときに落ち着いて選べます。

液体ミルクは粉ミルクより割高ですが、お湯も哺乳瓶の消毒も要らず、そのまま飲ませられます。夜間や外出時、そして災害時の備えとして、常備しておく価値があります。全部を液体にするのではなく、「粉が基本、必要な場面だけ液体」という併用が現実的です。

調乳の手間や水の選び方が気になる人はミルク作りにウォーターサーバーは必要?もあわせてどうぞ。

年間の合計目安

項目0歳の1年間(完全ミルクの場合)0歳の1年間(完全母乳の場合)
おむつ約5〜7万円約5〜7万円
おしりふき約1.2〜1.8万円約1.2〜1.8万円
ミルク約10〜14万円0円
合計約16〜23万円約6〜9万円

ここに衣類・沐浴用品・予防接種の任意分などが加わります。0歳の1年でかかるお金は、思っているより大きい——だからこそ、児童手当出産でもらえるお金の申請漏れをなくすことが、節約より先に効いてきます。

無理なく下げる5つの方法

①ネット通販の定期便を使う

最も効果が大きく、最も簡単な方法です。おむつやミルクは定期便の割引対象になっていることが多く、銘柄を変えずに単価だけが下がります。さらに重い荷物を運ばなくて済むので、産後の体にも優しい。「安い店を探して回る」より、まずここです。

②ポイント還元を重ねる

同じ商品でも、購入経路によって還元率が変わります。毎月必ず買うものだからこそ、還元の差が年間で効いてきます。普段使っているポイント経済圏に寄せるのが手軽です。

③サイズが安定してからまとめ買い

まとめ買いは単価が下がりますが、タイミングが重要です。詳しくは次章で解説します。

④銘柄は「合うもの」を先に決める

安さで選んで肌に合わず、結局買い直すと最も高くつきます。まず少量で試して、合う銘柄を確定させる。安さを追うのはその後です。産院でもらったサンプルや、少量パックを活用してください。

⑤自治体の支援制度を確認する

自治体によっては、おむつの現物支給や購入補助、出産祝い品としてのカタログギフトなどを実施しているところがあります。「◯◯市 おむつ 支給」で検索するか、母子手帳交付時の案内を確認してみてください。知らずに使っていない人が多い制度です。

おむつとミルクは、銘柄を変えずに購入経路を変えるだけで単価が下がります。急ぎの買い足しは即配サービス、銘柄を試す少量パックやまとめ買いはベビー用品店の通販、と使い分けると無駄が出ません。

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買いだめの落とし穴

「安いときに大量に買う」は、おむつに関しては裏目に出ることがあります

目安:新生児〜3ヶ月頃までは1〜2週間分ずつ。サイズが安定してくる4ヶ月頃からは1ヶ月分のまとめ買いに切り替える。この運用なら、単価を下げつつサイズ切り替えの無駄も出ません。

失敗しない買い方の順番

  1. 出産前は最小限だけ——新生児サイズのおむつ1〜2パック、ミルクは小缶かスティックタイプを1つ。買い込まないのが正解です
  2. 産院で使ったものを確認——赤ちゃんに合っているかの最初の判断材料になります
  3. 退院後2週間で銘柄を確定——漏れやすさ、肌の状態、飲みっぷりを見て決めます
  4. 定期便・まとめ買いに移行——銘柄が決まってから、その銘柄で最も安い経路を探します
  5. サイズアップの兆候が出たら購入量を絞る——次のサイズに移る前に在庫を減らしておきます
  6. 自治体の支援制度を確認——住んでいる自治体の子育て支援ページを一度チェック

この順番のポイントは、「合うものを決める」が「安く買う」より先に来ていることです。逆にすると、合わない在庫を抱えて損をします。

よくある質問

Q. おむつ代は月いくらですか?

A. 新生児期で月5,000〜7,000円、その後は3,500〜5,500円程度が目安です。枚数は減りますが、サイズが上がると単価も上がります。

Q. ミルク代は月いくらですか?

A. 完全ミルクで月8,000〜12,000円程度、混合ならその半分程度が目安です。

Q. まとめ買いは得ですか?

A. 単価は下がりますが、サイズアップで使い切れなくなるリスクがあります。サイズが安定する4ヶ月頃までは1〜2週間分ずつがおすすめです。

Q. 一番効果的な節約方法は?

A. 定期便やまとめ買い割引にポイント還元を重ねることです。銘柄を変えずに単価だけを下げられます。

Q. 出産前にどれくらい買っておくべきですか?

A. 新生児サイズのおむつ1〜2パックとミルクの小容量で十分です。合う銘柄が分かってから本格的に買うほうが無駄が出ません。

まとめ

0歳の1年でかかるおむつ・ミルク代は、完全ミルクで16〜23万円、完全母乳なら6〜9万円が目安です。授乳方法は費用で選ぶものではないので、ミルク代は最初から予算に入れておくのが安心につながります。

下げ方の要点は、①合う銘柄を先に決める ②その銘柄を定期便・まとめ買いで安く買う ③ポイント還元を重ねる ④サイズが安定するまで買いだめしない ⑤自治体の支援制度を確認する

そして節約より先に効くのがもらえるお金の取りこぼしをなくすことです。出産でもらえるお金一覧児童手当を先に確認してください。